幼い頃、私はどんな物を大切に持っていたかな。
息子達は今、何を宝物にしているかな。
読み終わって、そんなことを思いました。
幼い頃の大切な大切な宝物。
この本の「コウくん」にとってそれは、一つの小さな「どんぐり」です。
幼い「コウくん」にとって「どんぐり」は、いつも一緒にいるかけがえのないもの。
そして「どんぐり」にとっても、「コウくん」は大切な存在。
物語はこの「どんぐり」の言葉で進みます。
ある時、うっかり落としてしまい「コウくん」と「どんぐり」は離ればなれに。
離れたままで月日は流れ、「コウくん」は大人に、小さな「どんぐり」は大きな木に成長します。
「どんぐり」は「コウくん」のことをずっと思い、見守っていますが、思いを知らせる方法もなく・・・。
けれどラスト、心が通じ合い再会が実現するのです。
もうこの場面で涙がポロポロあふれ出し。。。
読むのに苦労しました。(*^_^*)
秋の情景が広く広く浮かぶ、そして幸せな余韻に包んでくれる、そんな素敵な絵本でした。
ぜひ、手にとってみてください!
1年生の息子にはまだあまりピンとこなかったような気がしますが、一生懸命に聞いていました。
小学校高学年頃に再び読み返したいと思います。
大人の方にもオススメです☆