国松さんの作品で”フンガくん”シリーズを以前読みました。フンガくんシリーズ以外で国松さんの作品を読んでみたかったのでこの絵本を選びました。朝のまだ涼しいうちからカレーを作る主人公はきりりとしていて自分の作る料理に誠意を持って取り組んでいる様子が好感を持ちました。材料とスパイスを組み合わせて作るオリジナルカレーはとても神秘的で魅力的でした。その主人公のカレーが人を励ましたり元気ず足りするところまでは納得しました。が、お昼を知らせる役割をするところは感心しました。彼のカレーの御蔭で昼を感じご飯を食べたくなるとはよほどのカレーなのだと思いました。頭巾をかぶってバナナの葉っぱにのせて手で食べる文化圏でカレーがある国、しかも島。私はこの話の舞台になった場所が知りたくて旦那と一緒に話し合ったくらいです。将来世界一周を家族でする計画を立てているのでこのラージャのカレーの国もぜひ行ってみたいのです。とても魅力的な話でした。もちろん私の昼ごはんはカレーに決定しました!カレーが食べたくなる絵本です。いつかラージャのようなスパイスの組み合わさったカレーを子供と一緒に作りたいと思いました。