子供のクマの『とうさん大好き!』な気持ちが伝わってくるお話です。
現代のお父さんは、忙しくて中々育児に関われない方もいらっしゃると思います。我が家も息子が小さかった頃、主人は子供が起きるより早く家を出て、子供が寝てから帰ってくる生活でした。
たまの休みに一生懸命に子供と関わろうと頑張っている主人にエールを贈りたくて、この絵本を選んだ事を思い出します。
いつも一緒に居る母親はもちろん大好きですが、関わる時間が多くても少なくても、何の計算も打算も無く、子供はお父さんが大好き。尊敬しているんです。
現在子供は8歳になり、私抜きで父子2人で釣りに行ったり、自転車で遠くまで出かけたりする事も増えて来ました。
お父さんすごい!、お父さんみたいになりたい!と思う事って、子供をぐんと成長させるものだと思います。
そろそろ父の日なので、小学校の低学年の読み聞かせにもどうかな?と思って、久しぶりにこの絵本を出してみましたが、素朴なクマの親子の生活と、佐野洋子さんの素晴らしい絵にほのぼのと優しい気持ちになりました。オススメしたい一冊です。