魚屋のおじさんから逃げているうちに長距離トラックに乗ってしまい、気付いたら知らない場所にきてしまった迷い猫ルドルフ。
そこで出会ったボス猫イッパイアッテナとの友情を描いたこの作品。
「ねこの自伝」です。笑
このイッパイアッテナ。字を読み書きできるというスゴ技を持っているというのが、とてもユニークな設定です。
自分の家に帰るために字を覚えようと頑張るルドルフとのやりとりも、なんだかとてもほのぼのとしていて、ねこの世界って結構楽しいのかもと思ってしまいます。
クライマックスが近づくにつれ、話は大きく動き出します。
ハラハラドキドキしたり、やりきれない悔しさを覚えたり、気付くともう夢中。
最後はねこたちの仲間を思いやる気持ちに、思わず感涙してしまいました。
★5つでは足りないくらいです。
娘が大きくなったら読んでもらいたい1冊になりました。