あきやまさんの絵本は結構読みましたが、この作品は中でも個性的でした。
人物が一杯出てくるし、街の風景は細かいし、内容は、レオ=レオニの作品のような雰囲気を感じました。
旅をするニワトリがやってきたのは、ふしぎなカーニバルの街。
その街では、みんな顔にお面をつけているんです。
大きな象のお面をつけている人もいれば、小さなカブト虫のお面を鼻の頭につけている子供もいる。カーニバルの間は街の動物達もお面をつけているようです。
そうして街の広場に集まった人々は踊る!踊る!踊る!
最後に鐘がなり始めるとみんなは踊るのをやめて空を見上げます。
このカーニバルは「新月の踊り」だったんですねー。
すごくインパクトのある絵本でした。