素晴らしい絵本です。
旅をするにわとりが、ある日、降り立った街。
大人、子供、犬や猫まで、みんなつけている様々なおめん、おめん、おめん・・・。
”おめんをつけるカーニバルがありました、おしまい”かと思いきや、びっくり。
日食を、太陽が月のお面をかぶる、という発想で作られたお話だったんです。
どこかの国で、あるいは昔、本当にこんなカーニバルが行われていても、ちっとも不思議じゃない。
作者の発想に感動です。
娘は、最後の月のお面をちょっと怖がりましたが、この絵本を読みながら、日食のこと、太陽、月、地球、宇宙のこと、と話は広がっていきました。
もっとたくさんの人に読んで欲しい絵本です。
後で気づいたんですが、「へんしんトンネル」などのあきやまさんの作品なんですね。
でも、私はこの絵本の絵の感じの方が断然好き。
色使いも絵の細やかさも素敵です。
おすすめの1冊です。