この絵本、初めて買おうとしたのは、大学生の時。
子供の頃大好きで、何度も何度も学校の図書館に借りに行きました。
大きくなって、もう児童書を読む年でもなくなったある日、
本屋で、あの赤い表紙と、目が合ってしまったのです。
「もう一回よみたーい!」
そう思ったら、もう何が何でも読みたくなってしまいました。
ところが、隣にいた友人が、
「わあ、懐かしい。これ買おっと。笑わないでね!」
と言って、その本を持っていってしまったのです。
なんだか先を越された気分。
しょうがないので、となりにあった「おひさまはらっぱ」の方を買いました。
それからまた年月が流れて、子供が生まれました。
今度は買い逃しませんでした。
この本は対象年齢が4才からだったので、
3才の息子にはまだ難しかろう、と自分だけで読みふけっていました。
やっぱり、今も昔も面白い。
よっぽど母が面白そうに読んでいたのでしょうね。
息子が読んで読んで、と言ってきました。
やっぱり息子にも大うけ。
「たんげさぜん」はさすがに無理であろうと思い、
「お侍さん」にしたりして、
ちょっと苦労して読みましたが…
息子はやっぱり「やまのぼり」が一番好きです。
意外と「ちこちゃん」も好きなのが、ちょっと不思議なんですが。
幼稚園に、ちこちゃんに似た、可愛い女の子がいるのかな?