6月の終わりのある日のことです。
ひょうたん沼一番の年寄りガエルが、ため息をついていました。
七夕祭りのために必要な笹が、いつもの場所では用意できないからです。
ささささ山のさささらやぶにはあるそうですが、誰も行ったことがありません。
みんなで困っていると、10匹のカエルたちが取りに行くと言いました。
さあ、出発!!
誰も行ったことのない、ささささ山のさささらやぶにある笹。
10匹のカエルたちは、無事に持って帰ることができるでしょうか?
明るい絵とテンポの良い文章で、読む人を惹き付けます。
ピンチに何度も遭いながら、それでも目的に向かって突き進む10匹のカエルたち。
なんとかなるし、なんとかしてみせる!!
そういう気持ちにしてくれる絵本です。