「あくたれ」と訳した、いしいももこさんはすごいな☆
確かに、いたずらややんちゃを遙かに通り越した「あくたれ」ですもの。
「あくたれ」という響きに惹かれました。
どんなにあくたれても、セイラはラルフが大好き、愛しています。
それはまるで母親が反抗期の子どもを見ているような感じなのかしら。
ラルフが改心するのにはとっても辛い環境がまっています。
そんな中で、やっと自分が愛されていたことに気づくのです。
きっと、子どもの成長と同じですね。
社会に出て荒波を受けて初めて家族のありがたさが分かる、愛されているんだという自分自身の存在価値に気づく・・・・。
難しく考えるといろいろ想像しますが、子どもといっしょに読むときには、めいっぱい悪たれている自分を想像して愉快になってもよし、やっぱりあくたれるのはよそうと考えさせるのもよし、・・・。
おすすめです。