市場へ馬を買いに行った男が、あまりお金がなかったので、買えずにいると、とても足の速い「うまのたまご」をあなただけに安く売ってあげると騙されて、まんまと大きなかぼちゃをたまごと信じて買わされてしまう。
ところが、なんと中から出てきたのは(実際には勘違いなのだが)、本当に足の速い動物だったのだ。
だから、逃げられて、追いかけていくうちに、偶然が重なったりして、追いかけている動物が次々すりかわっていくのだが、男は、ひたすら馬だと思っているところが、実に滑稽である。
どんどん予想外の展開になるお話に、思わず引き込まれてしまう魅力のあるお話である。
実際には、騙されたり、勘違いしたりの連続なのだが、見ている読者には、奇想天外な愉快なお話なのです。