我家で大人気のあきやま ただしさんの2003年の作品です。
主人公のけいちゃんはいつも元気。
その理由は、何にでも良く効く薬をもっているからなのですが、それは、けいちゃんの薬指。
薬指をくわえると、病気が治ってしまうという設定です。
これって指しゃぶり そのもの。
指しゃぶりを何とか止めさせたいと思っているお母さんにとっては、あまり良いテーマではないかも知れません。
それでも、けいちゃんが、動物のお医者さんになるという物語は、充分に楽しめるもの。
最後もおかあさんが登場して、ほっとさせられるもので、やはり、あきやまさんの描く絵本は一味違います。
指しゃぶりを助長させるのではないかという危惧も若干ありますが、それを抜きにすれば、文句なしに楽しめる絵本です。
読後感が心地よい作品です。