いせひでこ氏の原画展に行って、
この作品の原画を見てきました。
その時に受け取ったのは、
絵本というものに久々に感じる衝撃でした。
といってもハラハラドキドキ、
ガーンというような衝撃ではなく
このようにほんの束の間の情景を描くことで
読む人に何らかの感情を掻き立てることができる
内田氏の文章といせ氏の絵の力強さに圧倒されました。
水の青と白鳥の白。
やわらかく、でも力強いタッチで描かれた作品です。
「いけ」の「はくちょう」に対する想いが
最後に昇華するところが素晴らしく、
子供たちも「わぁっ」と笑顔で驚いていました。
またキツネの茶色とその動きの表現が
この絵本にアクセントをもたらしています。
静かに、そっと読んであげたいおすすめの絵本です♪