ページをめくるごとにため息が出るほどに、色彩の美しさに溢れています。カラフルな動物がたくさんのページは迫力満点で圧倒されます。内容は、ちょと動物たちが自分勝手なイメージもありますが、子供たちはカルロの行動にくぎづけです。動物をいろいろな色に塗り替えるなんて、夢もあります。どれが好きかなんて、二人で選んでいました。
カメレオンが出てくるものって、その個性を自分自身が認めないと幸せになれないという教訓めいたものを感じます。
作者のたしろちさとさんは、この作品で世界デビューをされたんですね。まだ若いし、独学でこれほどの素晴らしい作品ができるなんて、この先が気になります。