甘い物好きのおじいさんと、おばあさんが最後の一つのおもちをだんまり比べで勝った方が食べるという昔話です。
このお話のよくできたところは、二人がおもちを食べていく時に、
「おもちは、おといくつになった?」
と、子供に簡単な数の質問をする場面が出てくるところです。簡単なので、子供は楽しそうに、得意顔で答えます。
残り一つのおもちを狙うのは、おじいさんと、おばあさんだけではなく、途中でネズミや泥棒も登場します。
誰が、おもちを食べるのか、ハラハラしながら子供は集中して最後まで聞いています。
こういう楽しい昔話は、大事に語り継ぎたいものです。
読み聞かせの会にも、お奨めの絵本です。