それは、本当に些細なことだったんです。
あるところに、赤いお城と青いお城が、
ならんで建っていました。
そこに住むひとびとは、みんな大の仲良しで、
楽しく平和に暮らしていました。
それなのに・・・
ふたりの王さまの命令により、戦いが始まりました。
なんて愚かなんでしょう。
たったひとりの人間のエゴのために、
多くの民が犠牲を強いられてしまいます。
とっても悲しいことです。
反面、なんてこどもたちは純粋なんでしょう。
敵味方関係なく、ともだちはともだちなんです。
大人たちは、そんな彼らに教わります。
本当は、大人もこどもだったのにね。
どうして、こどもの心を無くしてしまうんでしょう。
もっと大人は、こどもたちを見習うべきです。
手遅れにならないように、早く気がついて。
個人的に、エリック・バトゥーさんの絵が好きで借りてきました。
この夏休みの間に、平和について考えるいい機会になると思います。
こどもたちよりも、大人が読むのにふさわしいかと思いますよ。