飼い主のミキちゃんは、少女のように見えるのですが、まさか犬のシロよりも、早く死んでしまうとは・・・思わず絶句してしまいました。私にも信じられないのだから、犬のシロには、もっと受け入れがたく、その死を信じることはできなかったのでしょう。
シロが、ミキちゃんを捜して、さまよい歩く姿には、胸が打たれます。
でも、瞼を閉じれば、いつでも会えるということに、気付いてくれて、本当によかった。救われた気がしました。
愛する人と、いつか必ず別れの時がくるのだけれど、そんな時、そっとこの絵本のことを思い出せたら、少しは救われるのではないでしょうか。