武田さんって、どうしてこんなに子供の気持ちがわかるのでしょう。
隣の席のますだくんシリーズでも、ますだくんやみほちゃん、そして、みほちゃんの友だちの女の子の気持ちまで、まるで、つい最近経験したことのように、リアルに描いてありました。
この本では、遠足前日の小学生の気持ちがまるで我が家のことのように描かれています。この本を読むと、子供や昔子供だったことを覚えている大人は、うんうん、そうだよね、と思うことでしょう。そして、昔は子供だったけれど、今は行事の前になると興奮して寝られなくなる子供を苦々しくおもっている大人は、まあ、しかたないわねえ、という優しい気持ちになることと思います。