初めて行く病院の待合室、順番を待つ間、シーンとして何ともいえない緊張感が走ります。怖い先生だったらどうしよう・・・とか、診察室の中では、一体どんな恐ろしい治療が行われているのだろうかとか、嫌な想像ばかりが膨らんでしまいます。おまけに、待合室の患者さんも、一人、また一人と減っていくので、益々心細くなるし、なんだか寂しいですよね。そんな状況を見事に描ききっています。
患者さんが、全員壊れたおもちゃの人形というところが、かわいらしく、また、ちょっと哀れな感じで心を惹かれます。
でも、みんな帰るとこには、見違えるようになって帰って行くところがいいです。治ってよかった。