この男の子は、お父さんが仕事で家を留守にすることが多く、寂しいのでしょう。
お父さんがいない夜を数えながら、早く帰ってきて欲しいと願っているのでしょう。
そんな男の子の気持ちに変化があります。
お父さんが、オーケストラの指揮をするところを見せてもらいます。
男の子は、お父さんを誇りに思ったのでしょう。
それからは、お父さんが仕事に行っても、心にお父さんの姿を持つことが出来て、
寂しくなくなったようです。
子どもの心に、お父さんやお母さん、それに代わる大人の姿があれば、
たとえそばにいなくても、その子は寂しくないと思います。
最近読んだ絵本で、1番心にじーんと来た絵本です。