オールズバーグの作品を初めて読みました。
数点借りて来た中で一番興味を引いたのが、この「ジュマンジ」です。
ピ−ターとジュディが、木の下から持ってきた「ジュマンジ」という名のゲーム。ありふれたボードゲームのようでしたが、退屈しきっていた二人はゲームを始めます。すると、そこには誰も想像できないような、異様で、あまりにも危険な光景が次々と出現したのです。
モノクロの絵が、迫りくる恐怖をさらに高め、私をも危険な冒険へと引きずり込みます。息も出来ないような恐怖に、思わず「ジュディ、早く!!」と叫んでしまいそうでした。
映画化された物語と知り、納得です。
オールズバーグの作品は、どれもが(まだ数冊ですが…)1回目は、何となく物足りなさを私に感じさせます。でも、何度も読むうちに、ジワ、ジワと恐怖にも似た感情が忍び寄り、もう1回読みたい!もっと読みたい!と思わせる不思議な魔力を持っています。
是非、映画も観たいと思っています。