絵本講座で先生が紹介してくれました。
30冊近く紹介された中で、もっとも惹かれ、読んでみたいと思った本でした。
2つのマザーグースの詩を下敷きに描かれたお話ですが、本当のところ、内容は理解しにくいものでした。
子ども達も、「これなあに?」「どういうこと?」「なんで?」の連続でした。
でも、絵が圧倒的なのです。
センダックの絵本は、内容をいちいち頭で咀嚼するのではなく、圧倒的な絵の力で根底にあるものを読み取っていくのが一番良いような気がします。
本の紹介文によると、「劣悪な環境の中で、どう生き延びるか」がテーマなのだそうです。
そこまできちんとテーマを読み取ることはできませんでしたが、ページをめくり、絵を見ていくだけで、なにか胸に重くのしかかってくるものがありました。
とにかく手にとってみて欲しい一冊です。