「年長さん」は園の中で一番お兄ちゃんでお姉ちゃん。その言葉の響きには子どもを優越感と誇りに浸らせるようです。
のんちゃんも年長さんになったので、年少さんの面倒を見てあげなくてはと思ったようですね。ちょうど年長さんである息子が図書館で借りてきました。タイムリーな一冊だと思いました。
のんちゃんに面倒を見てもらっているなおとくんの迷惑そうな顔・困惑した態度にのんちゃんは一生懸命なあまり気がつきません。子どもが子どもに親切にするって難しいんだなあと思いました。
年中さんから年長さんになる時に読むと、子ども同士でどうしたらいいのか?と考えさせられるのではないかと思います。自分が相手にしてあげたいことと相手が自分に求めているもののギャップがわかる本です。