我家で長い間一番人気だった「ぶたぬきくん」シリーズの斉藤 洋/作、森田 みちよ/絵のコンビによる作品。
ぷてらとは、プテラノドンのことで、子供に人気のある空を飛んだとされる恐竜です。
この設定で、成功は半分は約束されたも同然だと言えるでしょう。
そのぷてらが、何かしたくて、空のタクシーを始めることから物語は始まります。
タクシー乗り場からして、プテラノドンの姿形をしているのは、森田みちよさんならではのもの。
最初に乗るのは、飛べない鳥たち。
その理由が、気晴らしというのは、やはり斉藤さんのセンスでしょう。
ふるさとまで頼むよと言うぺんぎんとか、くたびれているつばめをのせたりとか、面白い展開です。
オチもなかなかのもの。
文字数も少ないし、絵もその表情だけで楽しめるので、3歳くらいからでも楽しめる作品です。
安心して読み聞かせできる作品としてオススメします。