「キャベツくんのにちようび」と一緒にキャベツくん人形欲しさに買いました。
私の中ではシリーズの中の最高傑作だと思います。私の好きな絵本の上位に入りますね。
大体こういうシリーズは最初の1作目は大当たり、2作目もまあ当たりだが、3作目以降は「どうかいな?」というのが多いと思いますが、後から出てきたほうが面白いのはこのシリーズと長谷川さんの「いいからいいから」シリーズだと思います。
これは面白さもさることながら、設定の不気味さが増してすごくシュールになっています。
でも、ストーリーは最高におかしい。
トンカツが歩いて出てきただけでかなり怖かったのですが、ソースが出てきたあたりからもうおかしさMAXです。
基本的にふてぶてしいブタヤマさんがトンカツを前になんとかわいらしく見えたことか。
そして、最後のオチも先細りせずきちんとおとしてくれていたので、ストーリーがうやむやが好きでない人にもお勧めできます。
そういう意味では、小さすぎない子供のほうがうけると思います。
実際に、うちの小学生は怖がりながら大笑いでした。
最初キャベツくんを見たときは微妙なキャラと思ったいたのですが、全体を通すと優しくて好青年のイメージに変わりました。
そしておきまりのように、食べたいものが食べれないブタヤマさんのキャラが笑えます。