五味さんの作品はかなりの数を読んできましたが、これは中でもちょっと、毛色の違った作品です。
どこが?といわれると、どういっていいか難しいのですが、読めば、皆さん何となく分かってもらえると思います。
物語は「がいこつさん」にも見られる手法で、最初から、読者は絵本のかなから語りかけられ、一体感を持ったままストーリーが進んで行きます。
内容は、サバンナかどこかで、鳥(ハゲタカかなー?ワシかなー?そんな種類のやつ)が、肉を隠すんですが、それが翌朝なくなっていて、読者と一緒に犯人を探す。というもの。
ちょっとした探偵気分で楽しく、最後のどんでん返しもなかなかよかったです。
目がすわっているキツネも結構好みでした。