間もなく40歳になる、日本においては古典の部に入る絵本ですが,まったく古さが感じられません。すでに親子3代で楽しんでいるご家庭もあるのではないでしょうか?
この絵本は学生時代から,例えば実習などで読んで、以来今日までに130回くらい読み聞かせをしたのでは、と思います。うち100回近くは現任校で学生や受験希望者の前で読みました。学生達の感想の多くは「懐かしい!」でしたが、過去に3回だけ、「先生のように『ぐりとぐら』を上手に読めるようになりたい」という評価を学生からもらったことがありましたが、その嬉しさは格別でした。ページをめくるタイミングや間の取り方なども含めて見てくれていたのだとおもいます。
絵本はたくさん知っているけれど、「ぐりとぐら」は私にとっては絵本の原点といえます。リズミカルな文と2匹を中心にした楽しい展開に,子どもたちもかつての子どもたちも喜んでいました。圧倒的に大勢の方がレビューを書いておられるので今日まで遠慮していましたが、とうとう書いてしまいました!
この絵本が好評なのは,子どもが大好きなものが3つ(動物、食べ物、乗り物)そろっているから、と研究会で伺ったことがあります。他にもあるのだろうと思いますが、探してみるのも楽しいかもしれません。それにしても美味しそうなカステラです。