こぐまのチョウスケは大好きな蜂蜜を食べようとしますが、つぼの中は空っぽ。それもそのはず、5匹のネズミがチョウスケが眠っている間に食べてしまったのです。そうとは知らずにチョウスケは森へと食べ物を探しに出かけます。食べてしまった罪悪感からか?ネズミたちも心配そうにあとをつけて見守ります。さて美味しい食べ物は手にはいるのでしょうか?
水墨画のようなタッチの絵でとてもかわいらしい絵本です。失敗しても新しい発見があるたび「僕ってなんて運がいいんだろう。」とつぶやく前向きなチョウスケがいい感じです。ちょっと抜けていておとボケですが、とてもおおらかで幸せな気分になります。美味しいものをお腹いっぱい食べて寝むるのは本当に幸せですものね。5匹のネズミは物語の文章に出てきてはいないのですが、最後に大活躍!息子はチョウスケのユーモラスなしぐさが面白かったのか、本を読むときまねをして遊びます。とても楽しい、幸せになる絵本です。