怒ったり、悲しかったり、嬉しかったり、びっくりしたりしたとき、ふうせんのようにぷうーっと膨らんで、大きくなるとパーン!
まさか割れてしまうとは思っていなかったので、最初に読んだときには衝撃的でした。
娘がこわがるんじゃないかなって心配しましたが、ペチャンコになってはまた元気になって元の姿に戻るのでおもしろかったようです。
そう、まるでこのくまくんは子どもそのものなんですよね。
娘が泣いていると、つい「そんなことで泣かないの!」って言ってしまったりする自分を反省しました。
子どもはその時その時、感情を思いっきり出して、そしてまたすぐに元気になるものなんだよなぁって思い出させてくれました。
私も子どもの頃しょっちゅう母に「今泣いたカラスがもう笑ってる」と言われていたものです。
本の最後には家族そろってぷうーっ・・・もちろん嬉しくて楽しいからです。
親子で楽しい気持ちを共有するって本当に幸せなことですよね。
この本を読んでからは、娘が泣いている姿も(赤ちゃんのときのように)かわいく見える・・・そんな心の余裕が生まれました。
一生懸命怒っている姿を見ていても思わずふきだして笑ってしまうこともあります。そうすると子どもも怒っていられなくなってニッコリ。
あきやまさん、ありがとう!