いつもはユーモアたっぷりで心から笑えるあきやまさんの絵本ですが、この本には考えさせられました。
子供をとことん、びっくりさせてあげてね、怒らせてあげてね。悲しませてあげてね。おかあさんは、そばで見ていてね、というメッセージが込められているような気がしたからです。そして、子供が感情を出し終えてしぼんだ風船のようになったら、愛情をたくさんあげてね。と言われているようでした。
だって、私たち大人はついつい、怒っている子供を諌めて時には怒って、泣いている子供を慰めたりおやつでつったりして泣き止ませているのですもの。自分の感情を表出することって、特に子供にとっては大事だと思うのです。
嬉しい時には家族一緒に喜んであげればいいのですね。
あきやまさんありがとう。この本はぜひ手元に置きたい一冊です。