ふうせんくまくんは、
何も起こらなければ普通のクマくんです。
でも、怒ったり・泣いたり・嬉しくなったり…
感情が高ぶると、ぷーぷるぷる・・と膨らむのです。
そして膨らみすぎて…パ〜ン!と爆発して
ヒョロヒョロ〜とぺちゃんこになってしまいます。
(膨らんだ姿も可愛いけど、
ペチャンコの姿も何とも言えず可愛い〜♪)
でも、お水を飲んだりお菓子を食べると元に戻るのです。
このクマくん、感情が豊かというのか、
感情の起伏が激しくて、
我が子たちを見ているようでもあります。
でも、どの子も自分なりの方法で
ニュートラルな自分に戻る方法があったりする。
ラストでは、ふうせんくまくんが嬉しくなると、
家族み〜んな嬉しくなってぷぅーっと膨らむ姿が
「家族って、やっぱり素敵♪」と思わせてくれます。
あきやまさんの作品って、(父)親ならではの視点がよく活かされて
子供達の姿を上手く捉えた作品に仕上がっていますよね♪
例えば「○×うさぎ」では
主人公の“みみちゃん”の感情が耳で表現されて
嬉しい時は○、そうでない時は×の形になりますが、
それも感情をストレートに表現する子供らしい姿だし。
人生経験から生まれる作品…(←って勝手に決めつけてる)
深みがあって素敵だと思いました☆