恥ずかしながら、この年になって初めてこのお話を知りました。
「モチモチの木」と同じ作者の絵本であることは、表紙を見れば一目瞭然ですが、図書館でも見たこと無かったのです。
「モチモチの木」は、教科書にも載っているようですが・・・。
これは、たくさんの子ども達に読んで欲しい絵本です。3年生くらいからは、読み聞かせに使うつもりです。知り合いの2年生のお子さんが、切り絵が怖くて読みたがらなかったらしいので・・・。(滝平さん、申し訳ありません。)
お日さまが半日しか当たらない「半日村」。誰もがあきらめていたのに、ある日子どもが一人、山を削って湖を埋め始めたのです。
大人なら誰でも、「そんな馬鹿な・・・!!」と思うでしょう。
でも!! 純粋な子どもの情熱が、村人達の心を動かしていくのです。その情熱は、子どもの子どもの世代まで受け継がれ・・・。
そしてとうとう!! 朝日が半日村に差し込んで、一日村になったのです。
この話を聞いている間、子ども二人はじっと聞いていました。
大事な何かを感じ取ってくれたことでしょう。
切り絵も美しく、大人になっても楽しめる名作だ!と感じました。