遊びに夢中になって、大草原で迷子になったぞうのぼうや。
かあさんに会いたくて、泣きながらうろうろ。
そんな時、ぼうやを元気づけたのは風でした。
大草原でひとり寂しい中で、風が子ぞうを慰めてくれます。
「ひとりじゃないよ。」と。
誰かに勇気をもらうと、安心できますよね。
短い言葉の中から、子ぞうの気持ちが伝わってきます。
「とっとこ」は、わき目もふらずにかあさんのところへかけていく
子ぞうの気持ちをよく表していると思います。
自然は時として、襲いかかってくる怖い存在でもあり、
時として、母の愛のように優しい存在でもあるのですね。