中谷美和さんの作品は「可愛い動物とか可愛い無機物が意志を持って動き回るお話がおい」と思っていたので、きりかぶ(おじいさんっぽい)が主人公ということにまず、驚きました。
きりかぶの周りにやってくる小動物や虫たちは、それぞれ可愛いです。
文章中に「……それをみて、こんどは○○がやってきました。」
という繰り返しが出てくるのですが、この同じリズムの繰り返しが読んでいて小気味よかったです。
大きな盛り上がりがあるわけではないのですが、たかがきりかぶ、されどきりかぶな面白いお話でした。
4,5歳くらいから小学校低学年のお子さんたちにお薦めします。