うちの長男が、「自分はお母さんのお腹から生まれてきたんだ」ということを知ったのは、
正確には、私が次男を生むために健診に通ったり、入院したときでした。
母親教室で、出産のビデオを一緒に見たりする中で、
あやちゃんが生まれた日のことをお母さんが話す、この絵本に、
さらに感心を持つようになった気がします。
子どもはみんな、自分自身では覚えてはいないけれど
それぞれのストーリーがあって生まれてきていますよね。
親なり、周囲の大人が、それを本人たちに伝えるのは、とても素敵なことです。
どんなにか待ち望んで、無事生まれてきてほしいと願ったか、
どんな思いを込めて名前をつけたか・・・
伝えることで、子どもはどれだけ愛されたかを感じます。
私も、息子が生まれたときの感動を思い出しながら読みました。
全部ひらがなという絵本の文章の特徴もあって、
最初は、「あやちゃん」「あかちゃん」を読み違えやすかったです。
読み聞かせ前に、ちょっと念入りな下読みが必要かもしれません。