寒がりやのとかげのちょろりんが、セーターが欲しくておじいさんの仕事を手伝ったり、いざ買おうと思ったらとかげには着れないもので、お店のかえるのおばさんが編みなおしてくれたりと、とても心温まるお話です。
背景が昭和初期みたいなレトロな感じで味があります。ちょりんの家はどこか、おじいさんの家は?なんて、地図のようになっていて探すのが楽しいです。
欲しい物を、自分で働いて手に入れるなんてえらいなあ。また洋品店のかえるのビキビキおばさんが、見た目や言い方は怖いんだけど、ちょろりんのことをちゃんと考えてくれていてよかった。いい大人が出てきて、安心して読める絵本です。