ロシアの昔話です。
ちょっと間抜けな展開が楽しいお話でした。
しっかりものの猫と後先考えないおんどりの組み合わせは、ちょっと意外な感じもありますが、アンバランスなところがとても面白いのです。
猫が一生懸命やっているのに、おんどりはどうして何も考えないのかしら、何度も痛い目に遭っているのに、どうして猫の助言を守れないのでしょう。
3回目にきつねに捕まった時には、思わず「学習しろ〜!」と心の中で叫んでしまいました。
猫もおんどりを守りきってとても頼もしいのに、独立を中止して、元のおばあさんの家に戻るところが、やはり人肌恋しいよねぇと好感が持てました。
明るいテンポの楽しい昔話です。