静かな草原で、1人気ままに暮らしていたてんとうむしおばさん。
ある日、しょうりょうバッタの親子がご近所に越してきたのをきっかけに、彼女の生活は少しずつ変化していきます。
大きな毛虫や、一日中音楽ばかりやっている若いきりぎりすの音楽隊も住み着いて、てんとうむしおばさんの周りがにぎやかになっていくのが、少し不満な様子。
しかし、鳥に襲われそうになったきりぎりす達をてんとうむしおばさんが助けたり、台風でてんとうむしおばさんの家が吹き飛ばされそうになった時にみんなが力を合わせて家を守ってくれたりとお互いに助け合ううちに、相手を受け入れられるようになっていく…という、大人が読んでも考えさせられることの多いストーリーです。
文字は少し多めですが、3歳の息子もお話の世界に引き込まれて最後まで聞いてくれました。
大きな帽子をかぶったてんとうむしおばさんや、彼女の住むきのこのお家がとっても可愛らしいので、是非挿絵も楽しんでください。