お! この男の子は作者:岡井美穂さんの別の絵本『ちいさいみどりのはこ』の男の子
じゃないか!と、それだけで、きっと不思議な話が始まるんだろうなと思いました。
そして、やはり、期待通りにちょっと不思議で、しかし今回はこどもの空想が広がった
という感じで、やっぱり一度読むと不思議と忘れることがないだろうという感じの
話でした。
毎日、おやつをいすに座って食べると椅子が一緒に成長するのが面白いらしく、
最初に大きくなった時に、息子が、あ! 椅子が大きくなった! と。(しかも、
そのおやつが毎日、違うものが出てくるのがステキです! この男のは幸せだな〜。)
椅子が大きくなりすぎて、外に出て、木のフリをしているところや、その木を見て
キリンにみたてるところとか、とても子どもの自由な発想をそのまま表現していて、
もしかして、息子さんが主人公なのかな?と感じました。
この男の子は、不思議な物をみつける眼力があるんでしょうね。
違うバージョンをまた是非、読みたいです。