この本は、いきなりの掟破りが笑わせてくれます。だって、物音でふゆごもりハウスで眠っているかえるたちが目を覚ますのですから。興味津々、探しに行くと、のねずみさんがもちつきをしていました。そこで、「かんがえる」が中心になって、お正月について調べて皆で準備に取りかかるのです。
この準備がとてもていねいですし、お正月ならではの遊びも上手に紹介されます。それだけでなく、大きな凧を作ったかんがえるが凧と一緒に空へ舞い上がってしまいます。上空を楽しんだのもつかのま、ひゅるるる・・・。
皆に助けられ、やれやれ皆でハウスに戻って、おやすみなさい。なかなか読み応えがあるので、3歳の娘が何度も読んでほしいとねだります。お正月のことを知るのにもわかりやすいので、年末に向けて読んでみたい本です。