小学校2年生の読み聞かせで読みました。
もうすぐクラス替えを控えている子供たちに、お友達がテーマの本を読みたいと思ってこの本を選びました。
あだ名が「しっこさん」というだけで、もう子供たちは大笑い。
ゆいこが悪口言う場面では、隣のクラスに聞こえるぐらい大声で言い飛ばしました!
そんなふうに笑いもありながら、何となくキライだったはずの「しっこさん」とどんどん仲良しになっていくときの心の動き、ワクワクするような、毎日会いたいような、そんな気持ちがよく伝わってきます。
最後のシーン、それまで笑っていた子供たちの空気が集中したのがわかりました。しっこさんが先生に怒られても、だまって廊下に立たされたところでは「え〜っ!?」というささやきも聞こえました。ゆいこが「ごめんね、ごめんね」と心の中で繰り返すところ、きっとみんなの心がゆいこちゃんになっていたのではないでしょうか。
女の子目線のお話ですが、男の子の反応もとてもよかったです。
読んでいて気持ちよく、そしてじわ〜んとくるお話です。
あらためて自分の子供たちに、お布団の中でじっくり読んであげたいと思います。