ぶたのイザベルはひとりぐらしでマイペース。周囲のざわめきも「そんなのいいじゃん」と笑い飛ばすキュートな女の子。そんなイザベルが、美術館の天使に恋をします。毎日、美術館で彼を眺め続けるイザベルの前に天使が舞い降ります。イザベルと天使の素敵な時間、イザベルの女の子らしい嫉妬もありますが、最後はちゃあんとハッピーになるんです。『リサとガスパール』シリーズで人気急上昇中のハレンスレーベンさんの美しい挿絵に石津ちひろさんの日本語が冴えています。子どもたちにも伝わる恋心、一緒にいたいとの想いが引き起こす奇跡に憧れと羨望の目で見てしまいました。女の子なら小学生からでも好きになる作品です。