個性的な豚の女の子イザベルはルーブルの絵の中の天使がお気に入り。仲良くいろんなところを見て回ったり、天使にキスされたり、二人の恋がとても愛らしくて、フランス映画みたい。いつもいっしょにいたいから、とうとうイザベルはルーブルの警備員になっちゃいます。警備員の服は可愛くないけど、恋心にキュンとくる作品でした。
「そんなのわかるでしょ」「べつにいいじゃん」が口癖で、部屋も汚いし、だらしなくルーブルの椅子に座るイザベルですが、そんな個性的な姿でもいいのね、という寛容な絵本。教育的ではないけど、素敵な恋のお話です。