作者の今江さんは、
田島征彦さんの『祇園祭』の絵本を見て感銘を受け、
自分でも お祭りの絵本が作りたくなったのだそうです。
今江さんご自身が5歳のときに見た、
戦前最後の「船渡御(ふなとぎょ)」のことを
夢物語のように思い出し、題材にされたとのこと。
大阪の天神さんが人々の日常に溶け込み、
また愛されていることが とてもよく伝わってきます。
それにしても、全国には11,089箇所に
「天神」と名のつくところがあるんですねぇ!
(町名や橋の名前なども含めると)
自分の住んでいる地域の歴史について調べたくなりました。
私が育ち、現在も住んでいる愛知県岡崎市は
かの有名な徳川家康公が誕生された、ゆかりの地なのです。
作者の今江さんが 田島さんの作品に感化されて この絵本を創作されたように
さまざまなモチベーションを与えられる作品だと思います。