ずっと読みたいと思っていた絵本でした。
人間とともだちになりたいと思っている優しい赤おに。
なかなか人間に信用してもらえず、悲しんでいるところに
友達の青おにが持ちかけます。
自分が悪い鬼として人間の家で暴れるから
きみが僕をやっつけて追い出したらどうか。
そうすれば人間たちはきみを信用するだろう、と。
そして、それは実行されました。計画通り人間たちと仲良くなれた赤おに。
けれどあれ以来現れない青おにのことが気になって
青おにの家まで行ってみるとそこには、赤おにに宛てた手紙が…。
犠牲の上に成り立つ幸福。
友情や後悔についても学ばされ、考えさせられる一冊です。
子どもたちの成長過程の時々に、一緒に読んでいきたいと思いました。