「ふわふわくん」は岩波子どもの本シリーズから、刊行されています。ちょっと昔の「古き良きアメリカ」の子どものいる家庭なら、起こりうるんじゃないかと思うような物語の1つです。
日本語の邦訳は石井桃子さんで、とても読みやすい素敵な文章でした。
で、なぜ急にこの絵本を手にしたかというと、しかも子どもが帰って来ないのに、自分が先に読んでます。
先日5月18日に「児童図書館研究会埼玉支部学習支援会」に参加して、長谷川摂子さんの「自作を語る」を聞いてきたからです。
とても素晴らしい公演会でした。
その時、長谷川さんから「ふわふわくんとアルフレッド」について、(たぶん、今だからいえる?)お話を聞いて、絶対に「ふわふわくん」が読みたい!自分の本棚に加えたい!と思ってしまったわけなのです。
長谷川さんはもともとこの絵本が大好きで、よく読まれているそうですが、実は長谷川さんの代表作ともいえる「めっきらもっきらどぉんどん」のラストシーン。
最初に発表した時、ラストの文「きみならおもいだせるかな?」はなかったそうです。
でも、どうしても大好きな「ふわふわくん」のラストシーンのような終わり方にしたくて、この一文を添えたとか…。
「ふわふわくん」のラストは「どうしてだか、わたしたちは しってますね!」
いいですよね〜。この余韻…。
この言葉は、物語の外側からの語りかけのように作ってあるので、もし、読み語りで使う時はぜひ!この一文を読む前に、パタン!と本を閉じて、聞いている子どもたちに向って、問いかけてみてほしいです。
そうすることで、なんだか聞いている自分も、その物語の世界へ入れたような気分になれること請け合いです。
私は長谷川さんに読んでいただいた時、そんな気持ちですごく幸せになりました。
大人が聞いても面白い絵本なので、これはもう、幼稚園・小学生の読み語りにぜひ使ってほしいと思います。