きれいな日本語の響きが心地よく、読んでいて大人もほっとできる絵本です。おつきさまのまんまるさ加減もいいですね。起承転結のはっきりしたストーリーで、赤ちゃん絵本の中では比較的長く楽しめます。
うちの息子は、読みはじめの1歳頃、おつきさまがかくれてしまう場面でよく、泣いてしまっていました。いまでもこの本はすきみたいですが、最近は同じ場面で「いっしょ!いっしょ!」と叫ぶことがあります。くもさんを仲間はずれにするような感じが気になるようです。そういうときは「くもさんもおともだちなんだよ」と言ってあげるようにしています。