やせっぽちの冴えないオオカミが、おいしそうな匂いに誘われてたどり着いたのは、なんとブタが踊るバレエ劇場でした。ダンサーもお客さんも、みんなブタなのですから、全部おいしそうなご馳走です。どのブタから食べようかと、舞台の上を見ていたら、いつのまにかバレエの虜になってしまい・・・。思わぬ展開が、意表をついていて、楽しいお話です。
バックの、ポスターや、新聞、看板などをよーく読むと、結構面白いことが書いてあったりして、二度楽しめます。特に、新聞の記事に、「さよならアキラ クロサワ」といった文字が書いてあるところなど、日本人の私たちは、ちょっと感動してしまいます。