ため息が出る本です。ページをめくるたびにため息が出る本です。私は表紙を見たでけでこの本の虜になりました。まず、この暑い夏の今、“アイス”というだけで”はい、読みます”と即決です。そして、この子ブタ!かわいらしいのです。そして、そして、子豚が手に持っているものは紙袋らしきものですが、“熊さんアイス”です。中身が見えないので余計に気になります。熊さんが作ったアイスなのか、クマさんの形のアイスなのか。私は熊の店のアイスクリームという文字と色が好きです。なんだか、とても懐かしいような感じです。親しみが湧きます。私が主人公なら、絶対に、絶対にくれるなら”ありがたい、いただきます。”ともらってきます。主人公は欲がないのですねぇ。でも、こういう時こそ、いいことは重なるものかもしれないなぁと思います。すべてのページの絵が可愛らしくて、額に入れて飾っておきたいくらいです。ケーキ、パン、ホットケーキ。あまりにおいしそうなので私はため息が出てきました。ため息はつまらない時にだけ出るものではないのですね。実際のくまさんアイスを食べてみたい!そのためにはアイスクリームを買ってこなくては!と、まだ娘はアイスクリームも食べられないのにおやつの心配までしてしまいました。主人公のように、子どもの頃は”おやつ”がとても大切で特別なことだった!と改めて思い出しました。おやつを考えること。おやつを作ること。作っているのを見ること。その全てが楽しいこと。この絵本は、そんな“おやつ”に対しての全てのことを教えてくれている気がしました。くまさんあいすを作ったお母さんは主人公に取ってそれこそ“尊敬に値する人物””ヒーロー”的存在なんだろうなと、お母さんにキスをしていろシーンから感じました。買うおやつもいい。でも、手作りのおやつは、“楽しい”と思いました。わたしもおやつを手作りしたくなりました。まずは主人公のお母さんが作った”くまさんあいす”から挑戦しようかな!と張り切っています。