サクラマスのピンクが恋人のパールを連れて、卵を生むために生まれた川に戻っていくお話。
いろいろな種類の魚がリアルでいいです。川の下流には鯉がいて、上流のきれいな方に向かっていくと、鮎、ヤマメと、釣り好きなパパが昔言ってた通りでした。
海にいた間に巨大なダムが出来ていて、先に進めなくなってしまい、そこからは夢のように一気に飛び越えて無事に卵を生むんですが、実際ここで息絶えてしまうサケがどれだけいるんだろうと、考えさせられました。
表紙の内側にはオレンジ色の水玉がいっぱい描かれていますが、これはサケの卵、イクラだったんですね。一つだけおなかにイクラがくっついた稚魚がいてかわいらしいです。