子供なら誰でもきっと夢中になる、とびきり素敵な冒険物語です。
本をめくると最初に出てくる地図を見た途端、もう絵本の世界に飛び込んでしまいます。
絵本というには挿絵が少なく白黒ですし、長い物語ですので、数日掛けて寝る前に少しづつ読んであげるつもりでした。
ところが、いったん読み始めるともう止まりません。
娘は続きが気になって眠れない!と言うのです。
それでもいつもなら、「もう寝る時間だから」と本を閉じてしまう私も、同じく続きが気になって仕方ありません。
途中、何度も地図を見て、これまでのルートと現在位置を確認しながら、結局1時間位掛けて読みきってしまいました。
この冒険の魅力は、なんといってもリュックに詰め込んだ数々の品々。
食べ物は美味しそうだけど、その他は何に使うのかまるで見当がつかない物ばかり・・・。
荷造りの時もワクワクしますが、それをまるで魔法の道具のように使って、数々の危機を乗り越えるエルマーの機知に富んだ行動は爽快です。
最後に紹介されていた続編2冊も、気になって仕方ありません。